S様邸

リフォーム実例
親から子、子から孫へと
S様邸
親から子、子から孫へと
住み継ぐ二世帯住宅
S様邸
親から子、子から孫へと住み継ぐ二世帯住宅
市街地を望む静かな住宅地にある2階建てのS様邸。1階は親世帯、2階は子世帯が暮らす二世帯住宅です。三井のリフォームは、数年前に1階を改修した時に続く2度目のご縁。今回は2階のリフォームとなりました。S様邸は、玄関とキッチンを分けた上下階の二世帯住宅です。内階段で家の中でつながり、浴室を共用する造りでした。今回のリフォームはS様ご家族とご両親がそれぞれ独立した生活を送れるように2階にも浴室を設け、生活スペースを完全に分けることが中心となりました。
2階の間取りは4LDK。2部屋は既存のまま残し、2LDK分のスペースでの改修です。幼いお子さんがいるS様ご夫妻の希望は「和の雰囲気」。I字型だったLDKをL字型にレイアウトし、自然光が部屋の隅々まで広がる伸びやかな空間となりました。壁や天井には、掃除やメンテナンスのしやすいクロスを用いたり、障子風の樹脂サッシを使ったりして軽やかに。浴室は、洗面所とトイレを1カ所に集中させて家事動線をスムーズにしました。狭小スペースのレイアウトでしたが、黒い扉を採用した洗面台が奥行き感をもたせ、空間を広く見せる効果を発揮しました。
親世帯と異なる生活時間やプライバシーを守りつつも、内階段は従来通り残したS様邸。時代に合わせて住まいに手入れをしながら、二世帯で暮らす安心感と、ほどよい距離感でつながるリフォームが完成しました。
LDK 01
キッチンの向きを変え、I字型からL字型へゆったりとしたLDK。キッチンの天井を少し下げることで視覚的にも空間が広がります。天井は木目調、壁は砂壁調クロス、床は幅広のフローリング材で明るく。

キッチン 02
背面収納やキッチンのリビング側にも収納スペースがあって便利。キッチンからは室内全体が見渡せるほか、高台にあるので外の風景も伸び伸びと広がっています。

リビング 03
隣接していた子供部屋の壁を外してリビングを広げ、バルコニーへのドアは開き戸を引き違いサッシに入れ替え出入りしやすくしました。
天井には時期や時間を問わずに使える室内干しを設置して、子育て世帯の心強い味方となっています。
天井には時期や時間を問わずに使える室内干しを設置して、子育て世帯の心強い味方となっています。

インテリアと断熱性能 04
既存の出窓は内側に障子風の樹脂サッシを設けて和テイストのインテリアで意匠性も断熱性能も高めました。

アクセントクロス 05
テレビ背景のアクセントクロスを濃色にして空間を引き締めています。

インテリア 06
窓には遮光性の高い厚生地と薄生地のプリーツスクリーン、ダイニングのペンダントは提灯風の照明で和の雰囲気に。

玄関 07
コンパクトな玄関は、洗い出し風のシートで土間スペースを拡大。たっぷり収納できるシューズボックスへ土足のまま進めるようにしました。リビングとの間の引き戸も縦格子で和の雰囲気に。

浴室・洗面所・トイレ 08
新たに設けた浴室と洗面所、トイレの水回りを1カ所に集中。コンパクトなトイレは間接照明で空間のゆとりを見せています。洗面台の扉に黒を使うことで奥行きを感じさせ、広く見せる工夫をしています。黒は敬遠されがちな色ですが、実は“黒子”のように存在を消してくれるメリットがあります。

外観 09
外観は大きく変更することなく、家族のスタイルに合わせて使いやすくリフォームをしながら大切に暮らし続けています。

パース 10
S様のご要望を聞き、打合せが進む中でパース画像なども駆使しながらご提案。パースで見るとイメージがしやすくなります。
